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2016.04.03 Sunday



桜が満開ですね。
今年で46回も春を迎えて桜が咲くのを見ておりますが、毎回心を洗われます。
薄いピンクに儚げな花びらが霞か雲かのように湧き、たなびいて夢のようです。
反対に幹はゴツゴツとした黒い渋い風情が花との対比でお互いを引き立たせる配色が
品があります。

桜の前に、まず春の訪れを感じるのは沈丁花、梅、猫柳・・・
色々ありますが私が一番好きなのは繁縷(はこべら)です。
これを見つけると本当に嬉しくなります。
おいしそうだし・・・

私は雑司ヶ谷霊園のそばで育ったので、墓地っこです。
毎日祖母に連れられて、墓地に散歩に行きました。
三人兄弟の中で私が一番おとなしめで話を聞くので
私の母の悪口や愚痴を言うのにちょうど良かったのでしょう。
家族の悪口を聞くのは非常に辛かったですが、そればかりではなく、
大樹や草木の鬱蒼と繁る墓地の中を歩きながら、それぞれを指差し名前を教えてくれました。

木瓜や馬酔木や辛夷やヒメジョオン。オオイヌノフグリははっきりと意味は教えてくれなかった。
乙女椿、山吹、雪柳、栗の花、夾竹桃には毒がある、露草、芙蓉、お茶の花、彼岸花、萩、吾亦紅、不如帰・・・

私も植物が大好きだった。名前を教えてくれる祖母は大好きだった。これは?あれは?と聞くと
あれはね、といって優しく教えてくれる祖母は大好きだった。
人間的に私には理解不能な人ではあったが、墓地での祖母との思い出は
草木を見るといつも同時に思い出す、忘れる事の出来ない情景です。

いつも草木花を描きたい描きたいと思いつつ、
なかなか心境が整わないもので機会を逸しています。
今年は描けるかなあ




 
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