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2016.03.17 Thursday

朧月夜




 
2016.03.16 Wednesday

春雨の





とにかく体は冷えていた。
気付くと長い事、座り込んで考えていたようだ。吐く息も白い。
ここは?と見渡すと、薄暗い部屋の中は見覚えのあるような
無いような、よく見る和室のようでもあるがどこかの洋館の一室にもみえる。
「・・・そうかカーテンか?」おもむろに気づき窓際に座ったまま移動して、
重そうで暗い赤色の、舞台袖にあるようなそのカーテンを開けた。
差し込む光は暖かく優しかった。
顔に光を浴びながら、鉄製の窓枠をそっと押すと、ぎぎっ といって
それは開いた。

外から春の暖かい雨の匂いが入ってきた。
わたしは貪るように、それを吸い込んだ。


 
2010.07.15 Thursday

うらはら

 

その時
視界の端に飛び込んで来た、その機敏な動きのモノは
思いっきり腹を見せていた。

腹と言わず手の内までも。

ちいさなか弱い生き物だ。それは恐らく自覚なく
裏側の、ふだんは守るべき柔らかい場所を晒してそこにいた。




わたしのようなちいさな(体のことではない)者が、ちいさな生を
全うしようとするとき、全力でなくてはそれは果たせないであろうと
思う。
わたしはわたしを放棄できない。
であるなら、なるべく自分に嘘のない無理のない、故の行動を選択して実行したい。
今すぐに。

わたしがわたしにそれを許すなら、それは自然に興るだろうと考える。

こころとうらはらに、自覚なく生きるのは嫌だったが、
自覚無く呼吸をし、瞬きをし、生きている。

そのくらい肩の力を抜いて
晒しまくりたい。


でも出来は良くありたいなあ〜・・・

そこも含めての腹見世か。


2009.11.21 Saturday

魚影

水を得た魚は素直に泳ぐ。
生きる事を疑わない。
水の心地よい抵抗に身をまかせる。

その抵抗は己が作っている。
その抵抗が己を先に進ませることを
教えられずとも知っている。

思い出すだけなのだが。

感じる事を恐れないようにしたい。
たぶん壊れない。



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